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日曜日, 2月 10, 2008

夜スペに思う その5

 まわりに私立の中高一貫校の少ない地方では、公立の空洞化は進んでいないかも知れない?しかし、他に選択肢がないというだけだ。さらに、塾も少ない、公教育の予算も少ないかも知れない。都会と比べて格差だというのは良く分かる。
 
 杉並区立和田中学校の取り組みも予算があるから可能なのだろう。しかし、予算はあるところにはある。道路特定財源などの公共事業の予算を教育に回したらどうだろうか?その予算を活用して、塾の先生を都会から呼べないだろうか?
 そんな事したら公立中学校の先生達のモチベーションが下がると言う意見もあるだろうが、私の経験から言えることは、彼らのモチベーションは元々低いのだから、これ以上下がった所で何の問題もない。それよりもきちんと勉強を教えてくれる真の教師を学校に呼ぶ事が先決だ。

 人口が減って行くであろうこの国で、借金で道路や新幹線をつくり、採算割れして、さらに借金して維持するよりも、教育に投資して、未来の納税者を育てる方が、希望が持てると思うが、いかがだろうか?公共事業がなくなると、仕事がなくなるから困るという人もいるだろうが、構造改革を進めて、解決して欲しいと思う。親の経済格差を子供の学力や学歴格差に直結させないための試みであり、税金の使い途を考え直す良い機会であるから、私は東京都杉並区立和田中学校の夜スペに賛成するのだ。 「夜スペに思う」終わり。

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