救世主兄弟、私の中のあなた

救世主兄弟のことが知りたくなり、「私の中のあなた」を読み、DVDも観た。小説を読むのは久しぶりだった。
子孫を残すためには、健康な子供を大事にすべきで、救世主兄弟にするなんてとんでもない話だ。

それに、難病の兄弟と同じ免疫型の救世主兄弟も、同じような病気に罹り易いんじゃないかな？
しかし、家族や自分が臓器移植の必要な病気になったら、全く違う事を言うだろう。
そうだとしても、救世主兄弟なんて保険が効かないだろうし、高いから、我が家には関係ない。
昔は、試験管の中で細胞を培養して臓器を造って移植出来るようになれば、臓器移植の問題は解決すると思っていたが、ガンになるのは困る。

「病気の子供が助かり、同時に健康な子供をもう一人授かる方法がある。」
例の番組で、救世主兄弟の両親は、医師にこんな風に勧められたと言っていた。

「そもそも医療とは自然に反するものだ。それは、自然が優しくないからだ。」
同じ番組で、救世主兄弟を数多く手がけている医師が、こんな意味の事を言っていた。

悪魔の囁きか？天使の声か？

終わり。